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一見マフィアのヒットマンに見えますが、実は○○○○屋です。
結局、わたしは犯罪映画が好きなのですね。 戦争ものなんかは人権無視の展開になるともうダメなのですが、 犯罪映画って人と人との純粋な勝負っていうか、頭や身体を使って男たちが戦うみたいな感じがあって。そういうところが良いのです。そう、とくに頭を使うところが。
この小説を書くときに、インターネットでデザート・イーグルのことを調べてみたら、あれだけ映画に出てきていたのに、今ではマニアしかもってないようなコレクターズ・アイテムになってるんだそうで。それがなんだか面白かったです。
そうだよな、わたしが一番盛り上がって映画見てたのって、90年代で。あれから数年も経てば武器もバージョンアップするだろうな、と。 これから人類が宇宙に行こうっていう時代に、今どき戦争なんかやってる国があるんだから。武器も新しいものが出来ていくんだろうね。
小説の話に戻りましょう。
ズドンと王道を撃ち抜くような小説にしてみました。 やはりマフィアのヒットマンは移民系だと思います。これはいわゆる定石です(笑)。 訛ってる英語を喋らなくてはなりません。また、イタリアンとかアイリッシュみたいなガチガチのマフィアを描くのは80年代。90年代はもっと多国籍系マフィアを描く映画が多くなるので、それに習いました。 かと言って、東欧系やアジア系は“イマ風”過ぎるし、イギリス人は、こしゃまっくれた感じになっちゃうので、今回はパス。だから×××出身にしました。 出身国で冗談を言い合うって、ジョークの王道なので、それもやってみたかった。
あと、主人公が引退したあとにやってる商売については、ズバリ、映画「カリートの道」へのオマージュです。あの映画の中で、アル・パチーノ演ずる麻薬王は「俺は引退したら、フロリダに行って○○○○屋をやるんだ」と、夢を語るのです。 あの言葉があって、この小説が出来たといっても過言ではないでしょう。
そして、ストーリー展開としては、映画「グロリア」です。シャロン・ストーンの方じゃなく、ジーナ・ローランズ主演のオリジナルの方。元マフィアの情婦が、目撃者の少年を助けるカッコ良さ。アバズレ・ファイト。プエルトリコ人少年がグロリアにしがみつくシーンが印象的でした。 (やっぱ目撃者はプエルトリカンって決まってるのよね)
(06.08.01)
追記:この小説の関連作「Old Fashioned」を掲載しました。
いわゆるおまけ小説です。
この事件が起こる二日前の話です。(06.09.18)
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